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  • 増田信吾+大坪克亘展 それは本当に必要か。

  • TOTOギャラリー・間

  • 2020.1.16 - 2020.3.22

TOTOギャラリー・間で、独自性に富んだ建築作品を生み出している若手建築家ユニット 増田信吾+大坪克亘の個展「それは本当に必要か。」が開催中。

 

リビングプール
(山形県、2014年)
©Anna Nagai

たった1枚の住宅の塀から、ふたりの設計活動が始まった。 

家の境界を成す1枚の壁が、人の生活と庭の植生、街並みを巻き込む。 それは、その家の暮らしとその界隈にとって、最も設計するべき前提に思えたのだ。

その後、初期の代表作「躯体の窓」や「第32回吉岡賞」を受賞した「リビングプール」により高い評価を受け、建築界の注目を集めた。

 

躯体の窓
(千葉県、2014年)
©Anna Nagai

彼らは、敷地のなかで「場」に大きく影響する境界や窓、躯体、基礎といった部位に着目し、大胆な解決方法を提示する。

その際、そこで営まれる生活や周辺環境に対しても細やかな「観察」と「診断」をおこない、場に大きく寄与する対象を見極めて設計すべき「計画」へと導いて行く。その行為からは、恣意的なものを排除して客観的に対象と向き合おうとする、ふたりの設計に対する純粋な姿勢がうかがえる。

その過程を経ているからこそ、周囲と溶け込みながらも強い存在感を与える彼らの建築は、私たちの既成概念をくつがえし、日頃見慣れた風景が違って見えるような新鮮な感動を与えてくれるのだろう。

始めの屋根
(東京都、2016年)
©Anna Nagai

本展覧会では、増田信吾+大坪克亘の初期の作品から、「始めの屋根」「街の家」「つなぎの小屋」「庭先のランドマーク」などの近作までの設計過程を敷地模型やモックアップにより紹介する。

本当に設計すべきことをどのように見出し、環境の中で定着させていくのか。

彼らの探求の軌跡をご覧あれ。

 

つなぎの小屋
(神奈川県、2018年)
©Anna Nagai

[information]

展覧会名:増田信吾+大坪克亘展 それは本当に必要か。

会期:2020年1月16日(木)~3月22日(日) 

会場:TOTOギャラリー・間(〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F) 

東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分 

開館時間:11:00~18:00 

休館日:月曜・祝日 ただし、2月23日(日・祝)は開館 

入場料:無料 

URL:https://jp.toto.com/gallerma/ex200116/index.htm

 

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