OUR ART IN
OUR TIME

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  • サンセット/サンライズ

  • 豊田市美術館

  • 2022.2.15 - 2022.5.08

小林孝亘《Pillow》2021年、油彩、カンヴァス、91.0×117.0cm(作家蔵)

「サンセット(日没、夕暮れ)」と「サンライズ(日の出、夜明け)」。
それは、毎日、誰にでも、平等におとずれる美しい自然現象だ。

 

生きとし生けるものはすべて、この宇宙に流れる悠久のリズムに寄り添いながら生きている。

 

 

コンスタンティン・ブランクーシ《眠る幼児》1907年(1960 / 62年鋳造)、ブロンズ、
10.6×16.3×14.2cm(豊田市美術館蔵)

「サンセット/サンライズ」が孕むイメージの豊かさは、眠りと目覚め、終わりと始まり、死と生、闇と光など、さまざまな象徴や解釈の可能性を差し出してくれるところにある。

 

こうした、生きる人間の儚さと強さ、相反する価値観やそのあわいなどをも表す意味の広がりは、まさしく芸術家たちの創造の問いかけと重なりあうものである。

 

小林孝亘《Portrait―resting cheeks in hands》2006年、油彩、カンヴァス、
162.0×130.5cm(西村画廊蔵)

森千裕《ヘッドルーム》2016年、水彩、墨、アクリル、鉛筆、紙、木製パネル、
140.5×102.0cm(豊田市美術館寄託作品)

また、日没と日の出の前後に現れる薄明の神秘的な時間帯は「マジックアワー」とも呼ばれている。

 

心が揺さぶられる魔術のような光景に立ち会う経験は、思いもかけない美術作品との出会いにどこか似ているともいえるだろう。

 

丸山直文《path 4》2005年、アクリル、綿布、185.0×185.0cm(豊田市美術館蔵)

この展覧会は、こうした「サンセット/サンライズ」から派生する多様なイメージを手がかりに、豊田市美術館のコレクションを紹介する試みだ。

 

さらに招待作家として、愛知県にゆかりのある小林孝亘氏を迎え、静けさと強い存在感をもつその数々の作品を案内役に展覧会を構成する。

 

森村泰昌《なにものかへのレクイエム(創造の劇場/動くウォーホル)》2010年、
HDTV(モノクロ)、サイレント、3分58秒(豊田市美術館寄託作品)

【information】

展覧会名:サンセット/サンライズ

会場:豊田市美術館

住所:〒471-0034 愛知県豊田市小坂本町8丁目5−1

会期:2022年2月15日[火]―5月8日[日]

開館時間:10:00-17:30(入場は17:00まで)

休館日:月曜日(3月21日は開館)

料金:一般700円[600円]、高校・大学生500円[400円]、中学生以下無料
[ ]内は前売り及び20名以上の団体料金。
障がい者手帳をお持ちの方(介添者1名)、豊田市内在住又は在学の高校生及び豊田市内在住の75歳以上は無料(要証明)。
前売券:TFACE.B館2階インフォメーションカウンター(2月14日(月)まで)

 

URLhttps://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/ss/

 

 

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