OUR ART IN
OUR TIME

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  • ボイス+パレルモ

  • 国立国際美術館

  • 2021.10.12 - 2022.1.16

ヨーゼフ・ボイス(1921-86)とブリンキー・パレルモ(1943-77)。ともにドイツで生まれ、かつ師弟関係にもあった彫刻家と画家だ。

 

「ほんとうの資本とは人の持つ創造性である」——そう語るボイスは、社会を一個の彫刻とみなし、芸術による社会変革を夢見ていた。

いっぽう早世の画家パレルモは、およそ10年という短い制作期間のなかで、絵画の条件それ自体をさまざまに問い直していく。

右:ヨーゼフ・ボイス《直接民主制の為のバラ》1973 年
左:ブリンキー・パレルモ《無題》1974 年
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ヨーゼフ・ボイス《ユーラシアの杖》1968-69 年 クンストパラスト美術館、デュッセルドルフ
© Kunstpalast ‒ Manos Meisen ‒ ARTOTHEK

一見したところ似ても似つかない作品を手がけていた二人。しかし彼らの仕事を併置してみれば、そこにはある共通した理念が浮かび上がってくるだろう。

 

この展覧会は、日本で約10年ぶりとなるボイス展であり、また国立美術館では初めてのパレルモ展である。

 

ヨーゼフ・ボイス《小さな発電所》1984 年 国立国際美術館 Photo: Tom Carter

ブリンキー・パレルモ《無題(布絵画:緑/青)》1969 年 クンストパラスト美術館、デュッセルドルフ
© Kunstpalast ‒ ARTOTHEK

従来、その思想にばかり焦点が当てられがちだったボイスだが、この展覧会では1960年代の最重要作品である《ユーラシアの杖》をはじめ、脂肪やフェルトを用いた作品、「アクション」の映像やドローイングなど、その芸術実践にあらためて着目する。

 

また、パレルモの手がけるささやかで抽象的な作品群は、絵画の構成要素を再構築しながら、その色彩と形態によって、私たちの認識に静かな揺らぎをもたらしてくれるはずだ。ボイス自身、パレルモこそが自分に最も近い表現者であると認めていた。

ブリンキー・パレルモ《無題》1977 年 個人蔵 撮影:木奥惠三

ボイスとパレルモは、芸術を生の営みへと引き戻そうとした点でよく似ている。

それぞれの造形から確認される特徴、また両者の交わりや重なりをとおして問われるのは、芸術の潜勢力に他ならない。この展覧会が、芸術と社会の関係について考察し、芸術とは何でありえるのかと問う機会になることだろう。

ヨーゼフ・ボイス《ブリンキーのために》1980 年頃 ヒロセコレクション

【information】

展覧会名:ボイス+パレルモ

会場:国立国際美術館

住所:〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4丁目2−55

会期:2021年10月12日(火)-2022年1月16日(日)

開館時間:10:00 – 17:00、金曜・土曜は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで

休館日:月曜日(ただし、12月27日(月)-1月3日(月)は休館、1月10日(月・祝)は開館し、1月11日(火)は休館)

料金:一般1,200円(1,000円)大学生700(600)

※( )内は20名以上の団体料金および夜間割引料金(対象時間:金曜・土曜の17:00-20:00)

※高校生以下・18歳未満無料(要証明)

※心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)

※本料金で、同時開催のコレクション展もご覧いただけます。

 

URL:https://www.nmao.go.jp/events/event/beuys_palermo/

 

 

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