OUR ART IN
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  • 金氏徹平 個展 S.F.(Splash and Fragments)

  • RICOH ART GALLERY

  • 2021.8.20 - 2021.9.18

金氏徹平 tower (WOODEN BOX) 
2021
UVインクジェットプリント(StareReap 2.5 プリント)、木製合板
80 x 40 x 40 cm

この度リコーアートギャラリーでは、金氏徹平の個展「S.F.(Splash and Fragments)」を開催する。

 

金氏はこれまで、身の回りでよく使う道具、日常よく目にする雑貨やフィギュアからモチーフを得て、それらを分解して新たに平面作品(2次元)や立体作品(3次元)に再構成していくなかで、これまでにない文脈を生み出してきた。

 

さらに新しい表現の成立を目指し、金氏の代表的なシリーズをStareReapのテクノロジーによって再構築したのが本展で紹介する作品だ。《海と膿 (頭蓋骨の写真)》は過去に制作されたイメージだが、そこに立体的なテクスチャーを与えることでリメイクした。また、《海と膿》シリーズの完全新作として、動物をモチーフとした11点組を制作。

 

これらの作品は、5月に開催されたアート・バーゼル香港2021において、Yumiko Chiba Associatesブースにて展示されたもので、日本国内では初公開となる。立体のシリーズである《Teenage Fan Club》《Model of Something》《tower》も、2.5Dプリントの特徴を活かした作品となっている。

金氏徹平 海と膿(猫の写真)#1 2021
2021
UVインクジェットプリント(StareReap 2.5 プリント)、アクリル板、ポリカーボネート
35 x 47.2 cm

金氏徹平 海と膿(頭蓋骨の写真)
2021
UVインクジェットプリント(StareReap 2.5 プリント)、アクリル板、ポリカーボネート
35.9 x 54 cm

リコー発のアートプロジェクト「StareReap」との共創によって、半立体(2.5次元)化されたモチーフはさらに意味性を変換されていく。古い文脈から切り離され、新しいものの見方をうながす金氏作品は、本展でも私たちの固定観念や物質への執着を軽々と飛び越え、あらたな関係性を結ぶことを求めてくるだろう。

 

文脈から切り離され、物質としてのアイデンティティも変換されたモチーフが、私たちに何を訴えかけてくるのか、私たちの目に何が映るのか、ぜひギャラリーにて体験してみてはどうだろう。

ー金氏徹平 コメントー
今回のリコーとのコラボレーションでは、新しい技術であるStareReapがどういう物なのか、その特性と自分の制作の接点はどこなのかということを探りながら実験を繰り返してきました。

StareReapは古くから存在するレリーフという技法が扱っていた、空間や状況を押し込めるような感覚と逆のベクトルをもっているともいえますが、ある意味で新しいレリーフ技法なのではないか?

存在しない次元を、既存のイメージや物質、身体感覚へ組み替えることで、盛り上がったり凹んだり、リアルだったりフィクションだったりしながら作り出そうとする試みになっていると思います。

【information】

展覧会名:金氏徹平 個展 S.F.(Splash and Fragments)
会期:2021.08.20. Fri – 09.18. Sat
会場:RICOH ART GALLERY
開館時間:12:00 – 19:00
※ 最終日は、18:00で閉廊いたします。

休廊日:月・日・祝
予約フォームこちらからご予約ください。

URLhttps://artgallery.ricoh.com/exhibitions/splash-and-fragments

※ 新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言発令等により、会期・営業時間が前後する可能性がございます。予めご了承ください。

 

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