OUR ART IN
OUR TIME
11
2024
EXHIBITION
INFO
祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に
日本民藝館
2020.1.12 - 2020.3.22
厨子甕 琉球王朝時代
厨子甕(ジーシガーミ/ずしがめ)は、日本では沖縄や奄美大島などに伝わる納骨器のこと。
沖縄には遺体を墓室に安置した後、親族がその骨を洗う「洗骨(シンクチ)」の風習が残されており、厨子甕は清められた骨を納めるために使われる。
祈りによって生まれた優れた造形は、常に宗教的な実用性を宿している。
それは作り手に、己を超えた大きな存在や亡き者を自覚させ、慎み深さや畏れる心、謙虚さを導き出した。
熊野本地絵巻断簡(部分) 室町時代
色紙和讃 正像末和讃(部分) 1553 年
厨子甕琉球王朝時代 110× 90㎝
厨子甕 琉球 王朝時代
そして他の工芸品に比べ、個人や作為が表れることを抑え、美との結縁をいっそう濃くさせた。今展では新受贈の厨子甕を中心に、世界各地で作られた「祈りの造形」が紹介される。
【information】
展覧会名:祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に
会場:日本民藝館
会期: 2020年1月12日(Sun)~3月22日(Sun)
開館時間 : 10:00-17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館し、翌日休館)
入場料:一般 1,100円 大高生 600円 中小生 200円
URL:http://mingeikan.or.jp/