OUR ART IN
OUR TIME

OUR ART IN
OUR TIME

  • 二次元派展

  • 第1会場 代官山ヒルサイドフォーラム/第2会場 N&A Art SITE

  • 2022.8.24 - 2022.10.01

2022年8月24日(水)から約1か月、都内2会場で「二次元派展」が開催される。

この数年、SNSをきっかけに東アジアで爆発的な人気を獲得している日本のアーティストたちがいることを、多くの日本人はまだ知らない。彼らとそれを取り巻くアートシーンを本展覧会で初めて「二次元派」と名づけ、およそ30名のアーティストによる100点を超えるアート作品によって、日本のアートの現在地、そしてアジアの若者に共通する感性や時代感覚を読み解く試みだ。

二次元派展代官山ヒルサイドフォーラム会場展示風景
photo by Arecibo

奥田雄太《Abstract Bouquet 220523 (Blue Gradation x Pink)》2022 /Acrylic, pigment ink on canvas / 91 x 91 x 3 cm

森洋史《Chudon!》2019 / acrylic paint, polyurethane paint, silver mirror paint, UV screen printing, wooden panel / 72.7 x 72.7 x 3 cm

2020年頃から中国を中心とする東アジアのアートマーケットでは、「二次元(二维)」という言葉が喧伝されるようになった。この「二次元」が意味するものは、日本のゲームやアイドル文化、“可愛い” 価値観、若者のカルチャーやファッションなど、より広い意味での “日本らしさ” の総称だ。

橋本ユタカ《Study for Null Portrait of someone #079》2022/ Acrylic on canvas / 145.5 x 112 cm

カネコタカナオ《XY 01》2022 / Acrylic, wood panel, canvas board, Acrylic plate, cartoon magazine / 145. 5 x112 cm / photo by hiroshi noguchi,courtesy: Art Front Gallery

二次元派展代官山ヒルサイドフォーラム会場展示風景
photo by Arecibo

ここ数年はSNSのネットワークを通じて、アジアの若手コレクターたちを中心に、二次元的な世界観をもつ日本のアーティストの作品が爆発的な人気を獲得し、今や非常に大きなムーブメントを形成するようになった。しかし、それらのアーティストたちは日本ではあまり認知されず、いまだ体系的に論じる土俵が確立されていないのが現状となる。

 

約20年に渡り東アジアの現代アートシーンを間近に見続け、現代美術史を研究してきた沓名美和は今日の日本現代美術の変遷を検証し、本展を通して、現在のポップカルチャーに根差した新しい表現者と、彼らを取り巻く文化・現象に焦点をあてる。

二次元派展代官山ヒルサイドフォーラム会場展示風景
photo by Arecibo

【information】

展覧会名 二次元派展
会場・会期 | 

第1会場 代官山ヒルサイドフォーラム
2022年8月24日(水)~8月28日(日)会期中無休
11:00 – 20:00
住所 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟

第2会場 N&A Art SITE
2022年8月24日(水)~10月1日(土)*日月祝休場、入場無料
12:00 – 17:30
住所 東京都目黒区上目黒1-11-6
入場料 無料
主催 二次元派展実行委員会
キュレーション 沓名美和

ウェブサイト https://2jigenha.com

  • Share on

error: Content is protected !!