OUR ART IN
OUR TIME
12
2024
EXHIBITION
INFO
第15回shiseido art egg展
資生堂ギャラリー
2021.9.14 - 2021.12.19
いま、私たちが住む世界ではこれまでと異なる新しい日常が営まれている。
不安定で流動的な日常を過ごす中で、人々の価値観も大きく変わった。
また、生活様式だけでなく、芸術・文化を取り巻く環境も大きな変化が生じている。
こういう時代だからこそ、資生堂ギャラリーは新しい現実を柔軟に受け入れながら、アートがはたせる役割を問い続けていく。
石原 海 撮影:点子
石原 海「ローズシティ」2018
HDヴィデオ、薔薇、三面モニター、テキスト
撮影:大矢真梨子 提供:市原湖畔美術館
石原 海「UMMMI.のロンリーガール」2016
HDヴィデオ、プロジェクター、ipad 、Tumblr、ウェブサイト、看板、紙
資生堂ギャラリーは、1919年のオープン以来「新しい美の発見と創造」という活動理念のもと、アートによる美しい出会いや経験を人々に提供する活動を続けてきた。
shiseido art egg(シセイドウアートエッグ)は、2006年にスタートした公募プログラムで、瑞々しい新進アーティストによる「新しい美の発見と創造」を応援するものだ。
入選者は資生堂ギャラリーで開催される通常の企画展と同様に、担当キュレーターと話し合いを重ね、ともに展覧会を作り上げる。
菅 実花「A Happy Birthday」2019
インクジェットプリント
菅 実花
第15回目となる本年度は、全国各地より243件の応募があった。
今回も資生堂ギャラリーの空間を活かした独創的なプランが多く提案されたが、選考の結果、独自の視点から今日の世界の新しい価値観や美意識を表現する 3名、石原 海(いしはら うみ)、菅 実花(かん みか)、中島 伽耶子(なかしま かやこ)が入選となった。
入選者の個展を2021年9月14日(火)~12月19日(日)にかけて、それぞれ開催する。
中島 伽耶子「風穴について」2019
自然光、アクリル樹脂、器
撮影: 飯川雄大
中島 伽耶子 撮影:Duncan Wright
不確実・不安定と言われる時代だからこそ、真摯に現代社会に向き合い、生み出される作品は見るものに新たな気づきをもたらす。
この展覧会がよりよい社会を実現する一助になることだろう。
なお、今年度のshiseido art egg賞の審査員には、今日のクリエイティブシーンで活躍するプロフェッショナルとして、金沢 健一(彫刻家)、小田原 のどか(彫刻家/評論家/出版社代表)、小林 エリカ(作家/マンガ家)の 3氏を迎えて審査を実施する。
中島 伽耶子「light dress」2019
アクリル樹脂、電球、自然光、LED 電球、
色紙、ボタン、配線コード
【information】
展覧会名:第15回shiseido art egg展
会場:資生堂ギャラリー
会期 :石原 海展 2021年9月14日(火)~10月10日(日)
菅 実花展 2021年10月19日(火)~11月14日(日)
中島 伽耶子展 2021年11月23日(火・祝)~12月19日(日)
開館時間:平日11:00~19:00 日・祝11:00~18:00
毎週月曜休(月曜日が祝祭日にあたる場合も休館)
料金:入場無料