OUR ART IN
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  • 宮木亜菜:肉を束ねる

  • 京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル

  • 2021.6.29 - 2021.10.10

《SHEETS》
2018年

宮木亜菜は、自身のからだを素材として扱い、自らが展示室に滞在するインスタレーションやパフォーマンスの形式で作品を発表している。日々の生活で生じる変化や生への葛藤が制作の原点にあり、肉体と物質との関わりによって生じる相互作用を考察している。

《Lemmon-1》
2016年

《SHEETS》
2018年
撮影:花田憲一(花田写真事務所)

本展においても、展示の一部として毎週日曜日にパフォーマンスを行い、自身の肉体とモノ―鉄、布、粘土―の間で行き来する力を、それぞれの作品を通して可視化しようとしている。

 

そこで図らずも露わになるのは、強さと弱さ、女性らしさと男性らしさ、醜美など、わたしたちがからだに対して抱くイメージの固定観念だ。理想的なからだではない、もっと生温かくて傷つきやすい、実感を伴う身体性への追求を観て欲しい。

宮木亜菜(みやき・あな) Miyaki Ana
1993年大阪府生まれ。2016年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート パフォーマンス専攻に交換留学。2018年京都市立芸術大学大学院修士課程美術研究科彫刻専攻修了。現在、京都府在住。近年の主な展覧会に「類比の鏡」(山中suplex、2020年)、「transmit program 2020」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、2020年)、 「ゲンビどこでも企画公募2018」(広島市現代美術館、2018年)など。2017年度京都市立芸術大学作品展オリジン賞、2014年度京都市立芸術大学作品展奨励賞を受賞。

 

「ザ・トライアングル」について
「ザ・トライアングル」は京都市京セラ美術館のリニューアルオープンに際して新設された展示スペース。京都ゆかりの作家を中心に新進作家を育み、同館を訪れる人びとが気軽に現代美術に触れる場となることをねらいとしている。ここでは「作家・美術館・鑑賞者」を三角形トライアングルで結び、つながりを深められるよう、スペース名「ザ・トライアングル」を冠した企画展シリーズを開催し、京都から新しい表現を発信していく。

【information】
展覧会名
:宮木亜菜:肉を束ねる
会期:2021年6月29日(火)― 2021年10月10日(日)
会場:京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル
開館時間:10:00〜18:00
休館日:月曜日   ※祝日の場合は開館
観覧料:無料
URLhttps://kyotocity-kyocera.museum

 

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