OUR ART IN
OUR TIME
12
2024
EXHIBITION
INFO
滋賀県立美術館リニューアルオープン記念展 Soft Territory かかわりのあわい
滋賀県立美術館
2021.6.27 - 2021.8.22
松延総司《Pattern of Dark #37 (Behind the walls)》 2021 撮影:麥生田兵吾
リニューアルオープン記念展「Soft Territory かかわりのあわい」は、コロナ禍において大きな変化にさらされている人と人とのかかわり、「コミュニケーション」をテーマにした展覧会だ。
今を生きる私たちが現在進行形で経験しているテーマに沿って作品を発表するのは、同じ今を生きる12名の若手作家たち。彼らはそれぞれ滋賀で生まれたり、移住してきたり、滋賀の地で学生時代を過ごしたり、この滋賀という土地にゆかりある作家たちだ。
薬師川千晴《好一対の絵 #knock No.3》 2021 撮影:麥生田兵吾
井上唯《環》 2021 撮影:麥生田兵吾
今回出品される作品は、すべて今回の展示のために制作あるいは再構成された新作となる。
こうした複数作家による新作のインスタレーションのみで構成される展覧会は、かつてベテラン・若手を 問わず現代作家の紹介に力を入れていた近代美術館の頃を含めても、実は初めてのことだ。
河野愛《こともの foreign object》 2021 撮影:麥生田兵吾
井上裕加里《こうさするこうえん》(部分) 2021 撮影:麥生田兵吾
井上裕加里《grouping》 2021
撮影:麥生田兵吾
休館中の試みとして、美術館と作家が共に県内様々な場所に入り込んで展覧会を開催した「アートスポットプロジェクト」をふまえた今回の展示は、滋賀県立美術館が積極的に地域や作家とかかわる試みを継続していく意思表示でもある。
リニューアルオープン記念展として、今を生きる多くの人に、自分自身とつながった問題として展覧会を鑑賞できるであろう。
【アートスポットプロジェクトについて】
滋賀県立美術館では、リニューアル整備に向けた長期休館の期間を利用し、県内様々な地域で美術館の活動を展開する試みを行っていた。「アートスポットプロジェクト」はその一環として、 滋賀県にゆかりある若手作家を中心に紹介するとともに、開催する地域の方と交流・協働を目指すプロジェクトとして、2018年に長浜市黒壁スクエアで「散光/サーキュレーション」展、2019年に高島市泰山寺野で「Symbiosis」展、2020年に東近江市能登川で「エンドレス・ミトス」展を開催した。
【information】
展覧会名 : 滋賀県立美術館リニューアルオープン記念展 Soft Territory かかわりのあわい
会 期 : 2021年6月27日(日)~8月22日(日)
休 館 日 : 毎週月曜日(8月9日は開館)、8月10日(火) 開館時間:9:30~17:00(入館は16:30 まで)
会 場 : 滋賀県立美術館 展示室2・3、エントランス、ギャラリーほか
観覧料 : 一般1,200円(1,000円)/ 高・大生800円(600円)小・中生 600 円(450 円)
※( )内は20名以上の団体料金 ※身体障害者手帳等をお持ちの方は無料
※本展チケットで入場当日に限り、同時開催のコレクション展「ひらけ!温故知新― 重要文化財・桑実寺縁起絵巻を手がかりに―」も観覧可
URL :https://www.shigamuseum.jp/exhibitions/196/