OUR ART IN
OUR TIME
11
2024
EXHIBITION
INFO
沖縄の美
日本民藝館
2022.6.23 - 2022.8.21
日本本土や中国、朝鮮、東南アジアの国々の影響を受けながら琉球王国として独自の文化を形成してきた沖縄。その地を当館創設者の柳宗悦(1889-1961)が初めて訪問したのは1938年のことだった。
紺地鶴亀松竹梅文様紅型風呂敷 苧麻、筒描 19世紀 110.0×114.0cm
黄色地松皮菱繋ぎに檜扇団扇菊椿文様紅型胴 衣 木綿、型染 19世紀 丈95.0cm
白掛緑黒流抱瓶 壺屋 19世紀 11.8×20cm
白掛色絵梅竹文碗 壺屋 19世紀 7.3×13.5cm
水色地遠山に落雁文様紅型衣裳 琉球王国時代 19世紀 丈140.0 cm
「私たちのように伝統的な工藝品を求めて各地を歩いている者には、琉球の存在は誠に奇跡のようなものであった」と柳は絶賛し、以来、民藝運動の仲間とともに計4回にわたり沖縄を訪れた。
土地の風物や言語、暮らし、自然の豊かさに感嘆し、工藝調査や蒐集を精力的に行い、展覧会や雑誌『工藝』などを通してその成果と魅力を広く紹介してきた。
生成地経緯絣衣裳(部分) 芭蕉 19 世紀
白地霞に松山枝垂桜雁文様紅型衣裳(部分) 19世紀
朱漆沈金宝袋形酒器 18-19世紀 24.1×20.6cm
型紙を使って文様を染める華やかな紅型の衣裳や手描きで糊引きするうちくい(風呂敷)、芭蕉や苧麻、絹、木綿などを材に地域ごとに特色のある縞や絣の織物、技法も形態も多様な陶器や漆器とともに、柳らの訪問時に撮影された戦前の沖縄を紹介する写真もあわせて展観。
日本へ復帰して50年の節目に、改めて沖縄が「美の宝庫」であることが紹介される。
【information】
展覧会名:沖縄の美
会場:日本民藝館
住所:〒153-0041 東京都目黒区駒場4丁目3−33
会期:2022年6月23日(木)–8月21日(日)
開館時間:10:00–17:00(最終入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日休館)
料金:一般 1,200円 大高生 700円 中小生 200円