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12
2024
EXHIBITION
INFO
Viva Video! 久保田成子展
東京都現代美術館
2021.11.13 - 2022.2.23
東京都現代美術館では、新潟に生まれ、国際的に活躍した久保田成子(1937-2015年)の没後初、日本では約30年ぶりの大規模な個展を開催する。
《韓国の墓》1993年
久保田成子ヴィデオ・アート財団蔵(新潟県立近代美術館での展示風景、2021年)撮影:吉原悠博
《スケート選手》1991-92年
久保田成子ヴィデオ・アート財団蔵(新潟県立近代美術館での展示風景、2021年)撮影:吉原悠博
《三つの山》1976-79年
Photo by Peter Moore, Courtesy of Shigeko Kubota Video Art Foundation, ©Estate of Shigeko Kubota
映像と彫刻を組み合わせた「ヴィデオ彫刻」で知られる久保田は、ヴィデオ・アートの先駆者の一人とみなされている。しかしながら、彼女の現代美術への貢献は、十分に評価されているとはいえない。
この展覧会の目的は、アメリカを拠点に日本人女性アーティストとして活動した久保田成子について、最新かつ文脈に沿った研究成果を国際的な観客に提供することにある。
《デュシャンピアナ:階段を降りる裸体》1975-76 / 1983年
富山県美術館蔵(新潟県立近代美術館での展示風景、2021年)撮影:吉原悠博
《デュシャンピアナ:自転車の車輪1, 2, 3》と《三つの山》の展示風景(原美術館、1992年)
撮影:内田芳孝 Courtesy of Shigeko Kubota Video Art Foundation, ©Estate of Shigeko Kubota
2015年に彼女が亡くなった直後、その遺産を保護し、さらに発展させるために、久保田成子ヴィデオ・アート財団がニューヨークに設立された。
財団の全面的協力によって開催されるこの展覧会では、復元されたヴィデオ彫刻のほか、作家によって保管されていたドローイング、資料などを中心に、国内美術館の所蔵品や作家の遺族からの借用品を含め、初公開資料を多数展示する。
《ナイアガラの滝》1985 / 2021年
久保田成子ヴィデオ・アート財団蔵(新潟県立近代美術館での展示風景、2021年)撮影:吉原悠博
《河》1979-81年
Photo by Peter Moore, Courtesy of Shigeko Kubota Video Art Foundation, ©Estate of Shigeko Kubota
《セクシュアル・ヒーリング》1998年
Courtesy Electronic Arts Intermix (EAI), NY
ヴィデオというメディアの黎明期に、世界を舞台に自らの芸術を展開する一人の女性作家として、何を考え、どのように表現を追求したのか。
新潟県立近代美術館、国立国際美術館との協働で企画されたこの展覧会では、代表作「デュシャンピアナ」シリーズをはじめ、ヴィデオ彫刻、映像作品、それらのためのスケッチやアーカイヴ資料などにより、久保田の仕事を多角的に展覧する。
《メタ・マルセル:窓(花)》(部分)1976-77/83年
Photo by Peter Moore, Courtesy of Shigeko Kubota Video Art Foundation, ©Estate of Shigeko Kubota
【information】
展覧会名:Viva Video! 久保田成子展
会場:東京都現代美術館
会期:2021年11月13日(土)- 2022年2月23日(水・祝)
休館日:月曜日(2022年1月10日、2月21日は開館)、12月28日-2022年1月1日、1月11日
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
観覧料:一般 1,400円 / 大学生・専門学校生・65歳以上1,000円 / 中高生 600円 /小学生以下無料
※ Viva Video! 久保田成子展チケットで、「MOTコレクション」もご覧いただけます。
※ 小学生以下のお客様は保護者の同伴が必要です。
※ 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳持参者とその付き添いの方(2名まで)は無料です。
URL:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/shigeko_kubota/