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12
2024
EXHIBITION
INFO
フランソワ・ポンポン展 動物を愛した彫刻家
京都市京セラ美術館
2021.7.10 - 2021.9.05
2021年夏、日本で初となるフランスの彫刻家フランソワ・ポンポン(François Pompon, 1855-1933)の回顧展を開催する。
シロクマ 1923-1933 群馬県立館林美術館蔵
ワシミミズク 1927-1930
パリ、オルセー美術館蔵
© RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / A. Morin / Gallimard / distributed by AMF
雄鶏 1913-1927
パリ、オルセー美術館蔵
© RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / A. Morin / Gallimard / distributed by AMF
ペリカン 1924
ディジョン美術館蔵 (国立自然史博物館より寄託)
© Musée des Beaux-Arts de Dijon/François Jay
フランソワ・ポンポンは、19世紀後半に彫刻家を志し、20世紀初頭に革新的なスタイルの動物彫刻を完成させた。
彼の作品の特徴は、身近な動物から、動物園で見ることのできる異国の動物まで、その形態と動きを観察し、彫刻に生命あるフォルムと美しいシルエットを与えていることだ。私たちのよく知る動物たちが、抽象化されつつも愛らしさを残した作品となって、誰にでも親しみやすく、見る人を幸せな気持ちにさせてくれる。
近年、ポンポンの名は、国内でも知られはじめ人気が高まっている。
牝豚と子豚たち 1908-1929
ディジョン美術館蔵 (国立自然史博物館より寄託)
© Musée des Beaux-Arts de Dijon/Michel Bourquin
錦鶏 1933
ディジョン美術館蔵 (国立自然史博物館より寄託)
© Musée des Beaux-Arts de Dijon/François Jay
コゼット 1888
群馬県立館林美術館蔵
ボストン・テリヤ「トーイ」 1931
ソーリュー、フランソワ・ポンポン美術館蔵
© Pompon Musée Saulieu /KRISTOF
本展は、ポンポンが彫刻家を志した初期の作品から、動物彫刻家となって名作《シロクマ》(1923-1933年)を生み出し名声を確立するまでの作品によって、彼の生涯と作品の魅力に迫る。
作品は、ポンポンの出身地ソーリューのフランソワ・ポンポン美術館、ディジョン美術館、制作の拠点であったパリのオルセー美術館をはじめ、国内のポンポンコレクションで知られる群馬県立館林美術館からの出品による、約90点の作品で構成、彼の制作の全貌をたどる、日本初の回顧展だ。
ヒグマ
1918-1926
群馬県立館林美術館蔵
≪鳩を抱くポンポン≫ 群馬県立館林美術館蔵
なお本展は、京都市京セラ美術館で開催の後、名古屋市美術館(愛知)、群馬県立館林美術館(群馬)、佐倉市立美術館、他1館の5会場巡回を予定されている。
展示風景
【information】
展覧会名:フランソワ・ポンポン展 動物を愛した彫刻家
会期:2021年7月10日(土) ~ 9月5日(日)
会場:京都市京セラ美術館 本館 北回廊2階
開館時間:10:00〜18:00
休館日:月曜日(祝日の場合、開館)
観覧料:一般:1,800円(1,600円)大学・高校生:1,200円(1,000円)小・中学生:800円(600円)*全て税込
*未就学児無料
*( )内は、20名以上の団体料金
*障害者手帳等をご提示の方は本人及び介護者1名無料。確認できるものをご持参ください。
URL:https://pompon.jp/